内部統制構築支援

内部統制とは、

業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的を達成するために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスを言います(財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準Ⅰ1、一部省略)。

もう少し噛み砕いて言いますと、

  • 業務の有効性及び効率性

日常業務においてミスや間違いが少なくなり、しかも無駄なく行われる

  • 財務報告の信頼性

決算書等の報告資料においてミスや間違いが少なくなり、信頼できるものが出来る

  • 事業活動に関わる法令等の遵守

法令違反を自動的に防止出来るようになる

  • 資産の保全

   現金・預貯金や棚卸資産、固定資産が適切に管理・使用できるようになる

 

以上のように解釈していただいて良いと思います。

 

そして、これらの4つの目的を達成するための『社内ルール、職務分担』、が内部統制といったところでしょうか。ほとんどの大企業では法律上義務化されています。

 

では、内部統制とは会社や従業員を縛りつけるためのものなのでしょうか?

答えは『No!』です。

内部統制とは社内に『ルール』というレールを敷くことなのです。そのレールは乗っかってさえいれば、業務のミスや間違いがなく、無駄なく行われるようになっているのです。例えば、新人さんに対してもこの内部統制を活用すれば、今まで以上に仕事はスムーズにできるようになります。ですので、内部統制は従業員を縛るというよりもサポートするものなのです。

 

でも、内部統制は売上や利益の増加につながらないんでしょう?

またもや、答えは『No!』です。

内部統制とは必要最低限のルールです。ですので、必要最低限のルールさえ従業員に守っていただき、その先は従業員の裁量にお任せするのです。

裁量権を与えられた従業員はどうでしょうか?。

経営者が前向きであれば、従業員も一緒に前を向くようになるのではありませんか?。

そうすれば、従業員は経営者の分身となり、右腕となり、一丸となって働くことで会社の業績も利益も向上するのです。

すなわち、内部統制は『経営者の思い』というレールも敷くことにもなるのです。

小企業と大企業の大きな違いの一つが経営者と従業員との距離です。

経営者と従業員との距離が遠い大企業では、残念ながら経営者の思いを内部統制に含めることはできません。

しかし、中小企業ではそれが可能なのです。

今こそ、一丸となり、会社と経営者と従業員の夢を実現すべく、

内部統制の二本のレールを活用していただきたいものです。